■目次
・STEP1:新居決め・引越し見積もり・諸契約
・STEP2:引越し日が決まったら早めにやること
・STEP3:引越し2週間前までにやること
・STEP4:引越し1週間前までにやること
・STEP5:引越し前日までにやること
・STEP6:引越し前日にやること
・STEP7:引越し当日に旧居でやること
・STEP8:引越し当日に新居でやること
・STEP9:引越し後に早めにやること
・STEP10:そのほかやっておきたいこと

・STEP1:新居決め・引越し見積もり・諸契約

1:新居の決定
引越しに備えて、新居の下見をしましょう。家の間取りや、駅からの距離など、確かめるべきポイントはたくさんありますが、意外に見落としがちなのが、荷物の搬入ができるかどうかです。

エレベーターの有無や、外階段の幅、玄関や部屋のドアサイズなどを確認するようにしましょう。メジャーやメモ帳を用意し、スマートフォンなどで写真記録をつけておくと便利です。


2:引越し日を決める
引越しを決めたら、とにかくすぐに動くことが大切です。まず考えるべきは「引越し日」。全体スケジュールを決める大きなポイントにもなるので、引越し日は大まかにでも1カ月前には検討を始めましょう。


3:賃貸契約を結ぶ・初期費用の支払い
賃貸借契約書はしっかりと読んで契約しましょう。よく確認せずにサインをしてしまうと、トラブルにつながってしまうケースもあります。

また、貸主に支払う敷金(敷引)・礼金・前家賃や、不動産会社に支払う仲介手数料など、契約時に支払う初期費用はさまざまです。引越しの際には余裕をもって見積もっておきましょう。


4:引っ越し業者選び
どの引越し会社にも一長一短ありますが、それぞれの特徴を踏まえたうえで、信頼できる引越し会社を選びましょう!


5:引越し見積もり依頼
引越しの1カ月前には見積もり依頼をすると良いでしょう。

引越しを経験した人へのアンケートによれば、引越し会社を選ぶときに重視したことは「料金」がトップ。引越のフレンズではどこよりもお安く丁寧に対応いたします。

6:現住居の管理会社・大家さんに賃貸契約解約の連絡
賃貸住宅にお住まいなら、できるだけ早く管理会社もしくは大家さんへ引越しが決まったことを連絡しましょう。賃貸契約の解約は1カ月前までに申し出るのが一般的です。引越し作業をする日がまだ決まっていない場合は、おおよその退去時期を伝えると良いでしょう。


7:駐車場の解約手続き【電話で手続き】
住居から離れた駐車場を利用している場合は、解約期限を確認するようにしましょう。引越しの1カ月前までに連絡をしないと、翌月の支払いまでしなければならない場合があります。

STEP2:引っ越し日が決まったら早めにやること

8:引越し業者に依頼
引越し業者への依頼は、引越したい時期の1カ月から2週間前までに行うと、余裕をもって引越しをすることができます。複数の業者から見積もりをとったり、自分の希望を照らし合わせたりするなどして「ここに依頼する!」と決めた1社と契約をかわし、正式に引越しの日取りを確定します。

また、3月4月は人の大移動が起こる引越し繁忙期。希望の日取りがとれない、高額になってしまうなど引越し難民問題が起こります。

9:全体スケジュールを決定
引越し時期が決まった後は、「何を、いつまでに」を、カレンダーに落とし込みます。普段使わないものの荷造りは早めに済ませる、新居で必要な家財や新調する家電を選んで配送してもらうなど、引越し後のことも考えながら進めるのがベター。

10:旧居の退去申告
何日に引越すかを正式に大家さんや管理会社に伝えます。申告には期限があり、引越し日の1カ月前までにというのが一般的です。引越し日が決まったら早めに連絡するようにしましょう。また、その際に残りの家賃の精算方法などについても確認しておきます。

11:転居はがきの作成
引っ越しをしたら、関係各所へ挨拶状を送るのがマナー。具体的には、引っ越しが終わって3カ月以内にはお知らせするのが良いとされています。上司や先輩など、目上の人と、友人や知人といったように、送る相手に合わせて挨拶状を作成しましょう。

12:粗大ゴミの収集依頼・不用品の処分
不用品の処分方法は、「捨てる」「売る」「譲る」の3つに分類できます。不用品回収を行っている業者に頼むこともできますが、家電や大型家具は捨てるだけでもお金がかかります、引越しのフレンズでは不用品の回収サービスも行っております。お気軽にご相談下さい。

13:梱包資材の準備
ダンボールや、割れ物を包むプチプチ(気泡緩衝材)、ガムテープや油性ペンなど、梱包に使う資材をそろえておきましょう。

引越しのダンボールは1人当たり20個が目安といわれています。ダンボールは引越し業者から規定数までは無料でもらえます。そのほか、コップや皿など割れ物を包む専用の収納ケースや、衣類をまとめてしまえるハンガーケースなど、オリジナルの梱包資材を引越しのフレンズではご用意しております。

14:幼稚園と保育園の転園手続き
転園には、転園先での親子面談や入学金の準備、必要書類の提出が必要です。保育園の場合は、転園したい保育園が決まったら、必要書類を「保育課入園・認定係」など各自治体の決められた窓口に提出します。それぞれ必要な書類をしっかりと確認し、できるだけ余裕をもって手続きするようにしましょう。

15:小学校・中学校・高校の転校手続き
公立の小中学校の場合は、在学中の学校から「在学証明書」「教科用図書給与証明書」を受けとり、役所・役場で住民票の手続き時にもらえる「転入学通知書」と一緒に転校する学校へ提出します。

私立や公立高校の場合は、各学校や各都道府県によって手続きの方法が異なりますが、希望する高校に欠員があって、なおかつ編入または転入試験に合格する必要がある場合が多いです。

引っ越し日2週間前までに、新居での生活の準備を整えておきます。新しい部屋での家具のレイアウトや、荷造りを進めていくのもこの時期。早めに進められるようなら、現住居で使っている電話や駐車場の解約手続きなども済ませておきましょう。

STEP3:引越し2週間前までにやること

16:新居のレイアウト検討
新居の家具・家電の配置は、引越し前から考えておくことが大切です。あらかじめ配置する場所を決めておけば、引越し当日の搬入作業もスムーズになります。どの部屋をどう使うかが決まると、その部屋に置くべき家具が分かるので、まずは間取図を参考に部屋の使い方を明確にしましょう。

17:すぐに使わないものの荷造り<靴>
靴を買ったときの箱が残っていれば、その中に入れてふたが開かないよう縛るなどすればOK。簡単ですが、全て箱に入れてしまうと荷物量が増えるというデメリットも。そのため多くの場合、靴はダンボールにある程度まとめて入れる、というのが基本的な靴の梱包方法です。

18:すぐに使わないものの荷造り<本・漫画>
本や漫画は重量があるので、梱包にも工夫が必要です。小さめのダンボールを選び、自分で動かせる重さに調整します。

19:すぐに使わないものの荷造り<割れ物・刃物>
壊れ物や刃物は、緩衝材や新聞紙などの梱包資材を使って丁寧に包みます。割れ物は上下の振動に弱いので、しっかりとダンボールの底や隙間、横にもクッションの役割を果たすものを詰めるのがコツです。

20:固定電話の契約変更手続き【電話で手続き】
電話番号の移転手続きは、基本的にNTTへ電話→工事予約→開通工事の3段階で完了します。固定電話の移転をしようとしている方は、新居で早めに開通できるように、引越し前に電話の工事を予約しておき、引越してからすぐに作業をしてもらえるようなスケジュールを組むと良いでしょう。

じりじりと迫ってくる引越し日。遅れはじめた工程があるなら、ここで巻き返しを図りましょう。STEP2で決めた、計画にもとづいて進めます。役所への手続きも増えてきますが、転出届や国民健康保険の資格喪失など、一度の来所でまとめて済ませられるものもあります。必要な手続きを洗い出して、必要書類をそろえておきましょう。

STEP4:引っ越し1週間前までにやること

21:すぐ使うものの荷造り
携帯電話の充電器や歯ブラシ、タオルといったものは、引っ越し直前・直後に必要になるものです。それらは1つの箱にまとめ、箱を閉めるのは最後の最後にしましょう。その箱を開けさえすれば、取り急ぎの生活用品が取り出せるので便利です。

22:転出届を提出【役所で手続き】
異なる市区町村へ引っ越しするなら「転出届」を役所に提出します。最寄りの役所・役場の窓口に申し出て、用紙をもらいましょう。
「転出届」を出すことでもらえる「転出証明書」は、転居先で転入届を出す際に使うので、なくさないように持っていてください。

23:国民健康保険の資格喪失手続き【役所で手続き】
国民健康保険に加入している世帯は、転出届の提出と同時に国民健康保険の資格喪失を行います。その際、世帯全員分の保険証を役所に返還する必要があります。

24:印鑑登録の廃止手続き【役所で手続き】
ほかの市区町村へ引越す場合、印鑑登録をしている人は、転出届の提出と同時に印鑑登録廃止届を提出します。その際には、登録印と本人確認書類が必要になります。

25:福祉関係【役所で手続き】
引っ越しをする際には、乳児医療費助成や児童手当、介護保険、後期高齢者医療費助成などの福祉医療や手当に関する手続きが必要になります。自分が該当するものをしっかりと確認するようにしましょう。

26:インターネットプロバイダーの解約、契約【ネットで手続き】
インターネットを解約する際には、プロバイダーによって当月の解約締め日が違うため、早めに手続きをしないと翌月分の料金も払わなければいけなくなってしまう場合もあります。早めの手続きを心がけましょう。

モデムやルーターをレンタルしている場合は、返却手続きもあります。返却し忘れがないように、全ての機器をひとまとめにしておきましょう。

また、引越し先でも継続してインターネットを使用する場合は、引越し手続きが必要です。一戸建てか集合住宅か、また加入しているプランによっても必要な手続きや条件が異なるため、現在契約しているプロバイダーに問い合わせてみるのがおすすめ。
特に集合住宅では既に異なる回線が引かれていることも多く、現在使用している回線を使えるかどうかも確認が必要です。

27:電気の停止手続き【電話、ネット、申込用紙で手続き】
旧居の電気を停止する手続きとしてまず行うのが、利用している電力会社への連絡です。連絡の方法は電話とインターネットの2つがあります。引越し日が決まったら早めに連絡するのが良いでしょう。

また、新居の電気を開始する際には、インターネットもしくは備え付けの申込用紙に使用開始の申し込みをすることが必要です。

28:ガスの停止手続き・開栓の予約【ネット、電話で手続き】
閉栓の際には立ち会いの必要はありません。ガスの開栓は利用開始に当たって係員の立ち会いが必要となるため、春などの引越しシーズンには手続きが混み合い、希望どおりに予約を入れられないことがあります。余裕をもって2~3週間前には手続きを終わらせておきましょう。

29:水道の停止手続き【電話、ネット、郵送で手続き】
引越しの3~4日前までを目安に、現在利用している水道局へ連絡して水道の停止手続きをします。連絡方法は電話とインターネットの2つがあります。入居の際は、まず新住所の管轄水道局へ連絡します。こちらは、電話、インターネット、郵送の3パターンがあります。

30:郵便物の転送届【郵便局、ネットで手続き】
指定した日から1年間は、旧住所に届いた郵便物を新居に転送してくれる日本郵政(郵便局)による無料サービスがあります。郵便局で係員に郵便物の転送手続きを希望する旨を伝えると、転居届の用紙を渡されるので必要事項を記入し本人確認書類と併せて提出しましょう。

31:NHKの住所変更【ネットで手続き】
世帯全体が異動する引越しの場合、契約住所を新住所へ変更する必要があります。この手続きは、NHKのホームページから簡単に行うことができます。世帯から独立する場合は、NHKと新規契約する必要があります。

32:衛星放送・ケーブルテレビの契約【ネットで手続き】
新居でも引き続き視聴する場合は、住所変更などの手続きを行います。引越しを機に解約する場合は、月の解約期限を過ぎてしまわないように気をつけましょう。また、ケーブルテレビの解約では、設備の撤去で工事が必要となることもあるので、早めの手続きを心がけると良いでしょう。

33:各種配達サービスの住所変更【電話、ネット、郵送で手続き】
牛乳や食材など、定期的な配送サービスを利用している場合にも手続きが必要になります。

配送サービスは、ネット上から住所等の情報の変更が行えることがほとんどですが、中には電話や郵送で手続きを行わなければならない場合もあるので、しっかりと確認するようにしましょう。

34:新聞の継続、もしくは解約手続き【電話、ネットで手続き】
購読継続をするかどうかにかかわらず、新聞も手続きが必要になります。新聞の配達が行われている代理店に直接、転居の連絡をしましょう。

いよいよ引越しが間近に迫ってくる1週間前~前日にかけて。各種手続きもひと段落、荷造りをしながら近隣への挨拶や転居はがきの発送など、身の回りの整理をしておきましょう。

STEP5:引越し前日までにやること


35:新居のレイアウト決定
引越しの前日までには新居のレイアウトを決定しましょう。当日まで搬入先の家具配置が決まっていないと、引越しスタッフへの指示が難しくなってしまいます。

36:自分で運ぶ貴重品などの荷造り
財布や実印、銀行通帳などの貴重品はダンボールに詰めずに、手荷物で運ぶようにしましょう。引っ越し当日は人の出入りも多いので、貴重品は常に身に付けていられるようにすると良いでしょう。

37:家電の梱包
自分で梱包することができる家電もありますが、壊れやすいパソコンや特殊な取り付けが必要なエアコンなど、プロに任せたほうが安心な家電も数多くあります。家電は高価なものだけに、慎重に取り扱う必要があるので、一度引越し業者に問い合わせをしてみても良いでしょう。

38:挨拶用の手土産準備
一般的に、戸建ての場合は向こう3軒両隣まで、アパートやマンションの場合には両隣と上下に挨拶に行ったほうがいいとされています。あまり高額なものを持参していくと、相手にも気を使わせてしまうため、手土産の予算としては、500円前後が妥当な金額といえるでしょう。

しかし、女性の1人暮らしと分かってしまうことに防犯的な抵抗があったり、男性の場合には女性に警戒されないだろうかと心配があったりしますよね。引っ越し挨拶で迷いのある方は、以下の記事も参考になるでしょう。

39:旧居の近隣への挨拶
引越しの日には、複数人で家財を搬出するので、どうしても騒がしくなってしまいがち。「立つ鳥跡を濁さず」の精神で、近隣へ「〇日に引越しをしますので、ご迷惑をおかけするかもしれませんが……」とご挨拶しておけば、トラブルを未然に防げるでしょう。

40:旧居の清掃・ゴミ処理
普通に生活をしていでできる汚れや傷などの原状回復は原則として貸主の負担に、入居者の不注意や過失で生じた汚れや破損などの原状回復にかかる費用は入居者が負担しなければなりません。退去前にきちんと掃除をしておけば、法的には敷金の多くは返ってくるはずです。

41:新居の清掃・下見
引っ越しをする前の家具のないときこそ、徹底的に掃除をするチャンスです。一見きれいに見えても、意外なところが汚れていますから、この機会にチェックしておくと良いでしょう。

42:パソコンのデータをバックアップ
どれだけ注意を払っていても、パソコンの運搬中にトラブルが起こる可能性はゼロではありません。写真などの画像ファイル、重要な書類ファイルはもちろんですが、メールやアドレス帳、ブラウザのお気に入りなども必要に応じてデータのバックアップを取っておきましょう。

43:転居はがきの発送
転居はがきは、引越しをしてからなるべく早めに送ることが望ましいです。遅くとも2~3カ月以内には発送しましょう。最も理想的なタイミングは、引越し直前に発送しておくこと。そうすれば引越し当日や翌日には相手へ届きます。後で送ろうと思って荷造りに入れてしまって、ついつい後回しに……。という事態を避けるためにも、引越しより前にポストへ入れておくのが良さそうです。

44:引越し業者との最終確認
引っ越し業者に依頼している場合は、引っ越しの2、3日前に業者から確認の連絡が来ることがほとんどです。その際に、改めて日時や料金、支払い方法等を確認しましょう。もし2日前になっても連絡がきていない場合はこちらから確認しても良いでしょう。

ついに明日は引っ越し。やり残した作業はないか、明日の動きはバッチリか……などなど、最終確認を忘れずにしておきましょう。

STEP6:引越し前日にやること

45:冷蔵庫の運搬準備
冷蔵庫の引越しを行うためには、中身を空にしなければなりません。食料を無駄にしないためにも、計画的に食材を使い切るようにしましょう。
また、運搬時に冷蔵庫内の霜が溶けて、ほかの荷物を水浸しにしてしまうのを防ぐため、遅くとも引越し前日には、冷蔵庫の中身を空にしてコンセントを抜きましょう。


46:洗濯機の運搬準備
洗濯機は使用していないときでも水がたまっている部分があるので、水抜きをする必要があります。水抜きの方法は、取扱説明書に記載されています。


47:ダンボールの個数確認
当日まで使うものと貴重品をのぞき、全ての荷物を梱包しましょう。ダンボールは全て閉じ、荷造りが終わったダンボールの数も確認しておきましょう。


48:貴重品、手回品の準備
当日身に付ける貴重品や手回品は、他の荷物と一緒にならないよう、別にまとめておきましょう。


49:現金の確認
引越し料金を当日に現金精算する場合や、光熱費の精算をする場合など、まとまった金額の現金が必要になることがあります。引越し当日に慌てることがないように、あらかじめ確認して、前日までに準備しましょう。可能であれば、おつりが出ないようにしておくとスマートです。

引越し当日はとにかく忙しいもの。引越し業者への指示や積み込み・搬入後の確認など、立ち会いが必要な場面も多いため、ゆとりをもって行動したいですね。

STEP7:引っ越し当日に旧居でやること

50:最後の荷物を梱包
タオルや歯ブラシなど、当日まで使用していたものを、最後のダンボールで梱包しましょう。


51:引越し業者への指示
引越し業者が到着したら、まずは注意点や段取りを軽く確認します。気をつけて運んでほしいものがある場合は現物を見せながら依頼しましょう。


52:電気・ガス・水道の使用停止
ガスの閉栓に立ち会いが必要な場合は立ち会います。電気は、全ての作業が終わったら、ブレーカーを落としましょう。


53:忘れ物チェック
全ての作業が終わったら、積み忘れた荷物がないかを引越し業者と一緒にチェックして回ります。出発時には新居での集合時間を決めておき、遅れずに到着できるようにしましょう。


54:最終の掃除
今までお世話になった住まい。最後に感謝を込めてきれいに掃除をするといいですね。


55:旧居の明け渡し・鍵の返却
賃貸の場合は、不動産会社立ち会いのもと、傷などをチェックして、問題がなければ鍵を返却します。あらかじめ何時ごろに引き渡しができそうか伝えておくとスムーズです。

いよいよ新居へ! 荷物の搬入前・搬入後にもやることはたくさんあります。引越し完了まで、スムーズにこなしていきたいですね。

STEP8:引越し当日に新居でやること

56:新居ご近所への挨拶
新居のご近所への挨拶の場合、一般的には昼間から夕方暗くなる前までの時間帯がおすすめ。10時~17、18時ごろまでの時間が適切といわれています。挨拶に行くのが遅くなってしまった場合は、無理せず翌日などにまわるようにしましょう。

57:新居の掃除
荷物が運び込まれる前に掃除をしておきましょう。水まわりや、家具を置く予定の場所は、荷物が入ってしまうと掃除がしにくくなるため、何もないうちに掃除をしておくのがおすすめ。

58:電気・ガス・水道使用開始
事前に申し込みをして、当日には電気や水道を使えるようにしておくと良いでしょう。ガスの開栓に立ち会いが必要な場合は立ち会います。ガスの開栓は引越し前に予約しておきましょう。


59:引越し業者への指示
搬入されるダンボールの数を確認します。荷物の搬入場所など、細かい指示が必要になることがあるので、てきぱきと動き回れるようにしましょう。


60:引越し業者スタッフへの差し入れ
差し入れや心づけ(チップ)は、あくまでも感謝の気持ちを表すための方法のひとつで、必ずしも渡さなければいけないものではありません。それでも用意したいという場合には、迷惑にならないタイミングでスマートに渡しましょう。缶ジュース1本を渡すだけでも喜ばれるものです。

61:搬入した荷物の確認
全ての搬入が終わったら、ダンボールの数を確認し、なくなっているものがないか、破損などはないかを、できれば引越し業者立ち会いのもとでチェックしましょう。


62:引越し料金の精算
引越し料金の精算は、引越し業者によって引越し前だったり後だったりします。自分の利用した引越し業者がどちらになるのか事前に確認するようにしましょう。また、カード払いができない場合もあるので、支払い方法の確認も大切です。


63:荷ほどき・整理整頓
荷ほどきは、ダンボール箱から取り出しながら整理もしていく必要があるので、きちんと段取りを考えて行うことが大切です。

荷造りの段階でダンボールに運び込む部屋を明記しておき、その部屋に運ぶようにすると、荷ほどきがスムーズに行えます。

無事に引越し作業が終わって、ほっとひと息。荷ほどきを進めつつ、新たに住む場所での手続きも段取りよく進めていきましょう。


STEP9:引越し後に早めにやること

64:転入届・転居届(役所で手続き)
市区町村をまたぐ引越しの場合は、引越し後14日以内に、前住所の役所で入手した「転出証明書」と身分証明書、印鑑を持参のうえ、「転入届」を提出します。同時にほかの手続きもできるように、必要書類を用意しておくと良いでしょう。
同じ市区町村内での引っ越しは「転居届」を役所に提出します。こちらも引っ越し日から2週間以内に手続きを行いましょう。


65:マイナンバーの住所変更【役所で手続き】
引越しによって住所が変わった場合には、家族全員分の通知カードやマイナンバーカードの変更手続きが必要です。手続きは「変更が発生した日から14日以内」に、転居先の市区町村の窓口にて行いましょう。

「変更事項」として、カードの「追記領域」に新しい住所が書き込まれます。必要なのは「転居先」の記載ですので、「転居元」の市区町村の窓口ではマイナンバーに関する手続きはありません。


66:国民健康保険加入手続き【役所で手続き】
転入届を引越し先に提出する際に、同時に「国民健康保険の資格取得届」も提出します。この提出が遅れると保険証の発行も遅れてしまうので、忘れずに手続きを行いましょう。


67:国民年金住所変更【役所で手続き】
一口に国民年金といっても、会社員か、それ以外かで届け出方法も変わります。

会社員の方は、会社に「被保険者住所変更届」を提出すればOKです。専業主婦の方などで夫が会社員の方は、同様に会社が手続きをしてくれます。一方で自営業の方は、新住所の国民年金担当課で手続きをしてもらう必要があります。


68:印鑑登録【役所で手続き】
印鑑登録を希望する人は、市町村役場で転入届を出した後、「印鑑登録申請書」を提出することで印鑑登録ができます。その際には、印鑑と本人確認書類が必要になります。


69:児童手当の受給事由消滅届と転入手続き【役所で手続き】
市区町村役場で転出届を出したときに、併せて「児童手当受給事由消滅届」も提出します。その際に、「所得課税証明書」を必ず発行してもらいましょう。これがないと、新住所の自治体で「児童手当」の請求ができなくなってしまいます。

児童手当は申請する前にさかのぼって請求することはできないので、住所が変わるときには早めに手続きをしましょう。


70:福祉手当、医療制度の住所変更【役所で手続き】
転入届の提出後、併せて福祉手当や医療制度の住所変更手続きも行いましょう。


71:125cc以下(原付自転車)の登録変更手続き【役所で手続き】
バイクは排気量によって手続きをする場所や方法が異なります。

125cc以下の場合は廃車申告受付書(廃車をしていない場合は標識交付証明書と前登録地のナンバープレート)や印鑑、運転免許証などの本人確認書類などを役所に提出します。引越し先が同一の市区町村の場合は、手続きの必要はありません。


72:126cc~250cc(軽二輪自動車)の登録変更手続き【役所で手続き】
管轄の運輸局で手続きを行います。軽自動車届出済証、自動車損害賠償責任保険証書、住民票、印鑑などが必要です。引越し先が旧住所と違う管轄の運輸局の場合、ナンバープレートを持参して新しいナンバープレートをもらいます。


73:251cc以上(小型二輪自動車)の登録変更手続き【役所で手続き】
管轄の運輸局に自動車検査証(車検証)、住民票、印鑑などを持参し登録手続きを行います。引越し先が旧住所と違う管轄の運輸局の場合、ナンバープレートを持参して新しいナンバープレートをもらいます。

引越しのときバイクの移動はどうすればいい?手続き方法をご紹介


74:犬の登録【役所で手続き】
猫は引越しにともなう手続きはありませんが、犬は登録変更が必要です。引越しで住所が変わった場合は、引越し先の市区町村で登録の変更をします。

登録の変更手数料は無料で、手続きには、犬の登録の際に発行された鑑札のほかに、狂犬病予防注射の注射済票が必要になる場合もあります。また、転居先での近所への挨拶回りの際は、ペットも一緒に紹介すると良いでしょう。


75:転校の最終手続き【役所、学校で手続き】
公立の小中学校の場合は、前住所の役所で入手した「在学証明書」「教科用図書給与証明書」と、住民票の手続き時にもらえる「転入学通知書」と一緒に転校する学校へ提出します。


76:運転免許の住所変更【試験場、免許センター、警察で手続き】
運転免許の住所変更は、運転免許試験場、運転免許更新センター、警察署のいずれかで行うことができます。その際、新住所の住民票などが必要です。

運転免許証は本人確認等の際に最も信用度が高い、有効な身分証明書として利用されるので、引越しをしたらできるだけ早く住所変更の手続きをしましょう。


77:自動車保管場所証明(車庫証明)申請手続き【警察で手続き】
引越し先でも自動車を使う場合、駐車場の住所を管轄する警察署に届ける必要があります。自動車保管場所証明申請書など車庫証明の申請書類は、都道府県警、各警察署のホームページからダウンロードすることができます。


78:自動車の登録変更【運輸支局で手続き】
自動車を所有している人の場合、引越しをしたら、自動車検査証(車検証)の住所変更手続きが必要になります。手続きの期限は「住所変更後、15日以内」となっているので、早めに手続きを行いましょう。

他の管轄の運輸支局から転入した場合、ナンバープレートの交換が必要になるので、自動車の持ち込みが必要になります。この手続きを行うことで、自動車税の納付書の送付先も自動的に変更されます。


79:軽自動車の住所変更手続き【軽自動車検査協会で手続き】
引越しから15日以内に、引越し先の管轄の軽自動車検査協会に自動車検査証(車検証)、印鑑、住民票の写しなどを持参し登録手続きを行います。

管轄に変更がなければナンバープレートの変更は必要ありません。管轄が変更となる場合は、ナンバープレート代が別途必要となります。


80:銀行口座の住所変更【電話、ネット、窓口、郵送で手続き】
一般的に銀行口座の住所変更をする場合は、窓口・郵送・電話・インターネットから手続きができます。

窓口なら、係員の指示に従いながら住所変更届の申込書を記入して提出すれば完了。各銀行のホームページ上でも住所変更届の申込書がダウンロードできますので、印刷して記入し、郵送するかたちでも対応してもらえます。

窓口での申請であっても、新住所は確認が必要。住所変更済みの本人確認書類や住民票の写し、銀行届出印などのほか、必要なものがあるかどうかを前もって調べておくとスムーズに手続きできます。


81:各種保険の住所変更【電話、ネットで手続き】
生命保険会社や損害保険会社にも住所や電話番号の変更を届け出る必要があります。インターネットや電話で簡単に変更手続きができるところも増えているので、まずは自分が入っている保険会社のホームページをチェックしてみましょう。

82:携帯電話・スマートフォンの住所変更手続き【電話、ネット、店頭で手続き】
携帯電話の登録住所変更も忘れずに行いましょう。携帯電話やスマートフォンの住所変更は店舗に直接行くほか、ネットや電話で手続きができます。ウェブサイトなら24時間手続き可能なので忙しい引越し前後でも簡単に手続きができます。


83:クレジットカードの住所変更【電話、ネットで手続き】
多くのクレジットカードの会員規約では、住所や氏名、電話番号の変更が生じた場合は速やかに届け出をする義務があると定められています。クレジットカードの裏面に記載された電話番号に問い合わせをして、手続き方法を確認しましょう。


84:各種会員サービスの住所変更【ネット、電話、店頭で手続き】
レンタルショップなど、住所の登録を必要とする会員サービスの住所変更も忘れずに行いましょう。

最後のステップです。以下は期限はありませんが、引っ越し後にはなるべく早めに確認しておきたいことをまとめました。


STEP10:そのほかやっておきたいこと

85:梱包資材の返却
全ての荷ほどきが完了したら、引越し会社にダンボールなどの梱包資材を回収してもらいましょう。


86:勤め先への住所変更申請
会社には引越しの予定ができた段階で事前に報告しておきます。引越しが完了したら、速やかに担当部署へ報告し、住所変更の手続きをしましょう。


87:パスポートの住所変更(氏名・本籍が変わる場合)
引越しをしても、名前や本籍の変更がなく住所が変わっただけでは、パスポートの変更手続きは必要ありません。名前や本籍が変わる場合は、パスポートの申請窓口で有効旅券とともに申請書や必要書類を提出すると、旅券の失効手続きがとられ、新たなパスポートとして「記載事項変更旅券」が発行されます。

88:敷金の精算
契約時、家賃滞納時などのトラブルやハウスクリーニング代を保証するために一旦預けるというかたちで支払う敷金。退去時、不動産会社や家主の立ち会いのもと、傷や汚れがないかなどをチェックして返金の額が決まります。場合によっては、追加で費用がかかることもあるので注意しましょう。